2022年度に引き続き、2023年度日本郵便年賀寄付金助成を受け、シングル世帯や一人親家庭の女性にお弁当の配布を1年間実施いたしました。

 2022年度に引き続き、2023年度も日本郵便年賀寄付金の助成を受け、生活に困窮する女性を対象に、食料品や日用品の配布支援を行なっている団体「cloudy」と連携し、2023年6月から2024年3月までの毎月最終日曜日に法人が運営するcaféそれいゆで調理した手作りお弁当の提供を行いました。

 caféそれいゆでは「私たちの身体は私たちが食べたものでできている」というスピリットで日々、丁寧に一生懸命にお弁当を作っています。お弁当で使っている食材も同じく法人が運営するソーシャルファームでこちらも丁寧に育てた安心で安全な野菜をふんだんに使ったお弁当です。いつの時代も女性を取り巻く環境は、暮らしの中でも仕事の中でも「〜であらねばならない」「こうあるべき」といつも肩肘はって頑張らなくてはいけない厳しい状況が続いています。そんないつも頑張っている女性たちを栄養バランスを考えた手作りのお弁当をお渡しすることで、「一人じゃないですよ」と少しでも応援したいという気持ちでこの事業を続けてきました。「疲れてご飯を作るもの大変でお弁当があると助かります」というお声もいただいて、この事業を続けて来られて本当によかったと思います。

 また、2023年度は2024年1月から3月まで「cloudy」では食料品の配布事業と同時に相談支援を実施するという新しい試みにも挑戦いたしました。そこでは、仕事のこと、子育てのこと、健康のこと、お金のことなど様々な相談があり、日々奮闘している女性たちとの出会いから女性たちを応援する活動を長く続けていくことの大事さを実感しました。

 広がり続ける格差、止まらない物価高騰、世界中のあちこちで起きている戦争により、これまで以上に安心して丁寧な生活を送ることが難しくなってきているように思います。

日本郵便年賀寄付金助成のお弁当提供の事業は2023年度で終了いたしましたが、法人は女性たちを応援するというミッションのもと、これからも声をあげ続けることや別の形で事業を継続できたらと考えています。賛助会員をはじめ、法人の活動をいつも応援してくださる皆様にも、今後の法人の活動に関心を寄せていただけたらと思います。

この記事を書いた人

事務局リカバリー