女子刑務所モデル事業の振り返りと「東京プロジェクト」のキックオフ

 2025年がスタートしました。今年からお年賀状を廃止とさせていただきましたので、ご挨拶が遅くなりました。本年もどうぞよろしくお願い致します。
さて、今年最初となりますリカバリー主催によるシンポジウムが、2月8日(土)東京の成城大学をお借りして開催されます。このシンポジウムは、法人が法務省矯正局より受託した「女子依存症回復支援プログラム」(2019-2024)について、その成果と課題、そして今後の展望について振り返るものです。「成城大学治療的司法研究センター」が共催となり、「ソーシャルジャスティス基金」が助成してくださいました。また昨年リカバリーが協働先として採択された「ソーシャルベンチャー・パートナーズ(SVP)東京」のみなさまが運営協力してくださいます。
 モデル事業のなかでリカバリーが直面した対象女性の複合的な困難に対し、新たな支援の形を東京に創り出そう。モデル事業が終了した後も、塀のそとで支援を続けてきましたが、対象の半数は関東(東京が中心)へ戻り、かかる費用はすべて法人負担となっています。
 「東京プロジェクト」では、安心して住む・働く・相談する場所を新たに立ち上げ、少しずつ社会へ戻っていく道筋を、リカバリーだけでなく関東の関係機関や仲間たちとネットワークを作り支えます。これを機に賛助会員と寄付に関するページを改訂いたしました。また2025年4月からは、「マンスリーサポーター」というかたちで支援をいただけるように準備中です。
シンポジウムは現在、オンラインと対面で参加を受け付けております。リカバリーの新しい挑戦を、どうぞ応援していただきますようお願い致します。

この記事を書いた人

事務局リカバリー