雑誌『こころの科学』(日本評論社)の217号から始まった、大嶋栄子の連載「逆境からのリカバリー」ですが11月1日発売の220号で第4回が掲載されました。ちなみに、220号の特別企画は「嫌悪:ネガティヴな感情はなぜ生じるのか」です。わたしは、昨今のSNS上で繰り広げられる意図的なヘイト行動の背景にあるものについて大きな関心を持っていますが、今回の論考にインスパイアされることも多かったです。
さて、連載では今回からいよいよ女子刑務所におけるモデル事業について触れています。ただ、この事業はR6.3まで続きますから、まさに走りながら書いている感じになっています。十分言葉にならないことも多いし、書けないことも多いという意味では、すーーーごくストレスなんですよね(このあたり時期がきたらぜひみなさんとも分かち合いたいです)。なにしろ基本的なスタンスから援助観まで真逆といっていい。嫌な思いをして、理不尽なことが連続で気持ちが萎えることも、そんなことは初めからわかっていたことだし、予測もしていた。ではなぜ、この事業にapplyしたのか。4回目ではそのことを中心に書きました。
ぜひ特別企画とも合わせて、読み応えありですよ。どうぞお手に取ってくださいますように。もうすでに次号の原稿締め切りになっており、目下頭を抱えて執筆中です。とほほ、でも頑張りますので応援よろしくです。