2022年度日本郵便年賀寄付金の助成を受け、お弁当の配布事業を1年間実施いたしました

 2022年度日本郵便年賀寄付金の助成を受け、生活に困窮する女性を対象に、食料品等の配布支援を行っている団体「cloudy」と連携して、毎月お弁当を100食ずつ提供しました。実施期間は2022年5月〜2023年3月までの毎月最終日曜日です。それまで配布されるのはカップ麺やレトルト食品が中心と「cloudy」からは事前に伺っていたのですが、NPO法人リカバリーがこの助成金に応募したのは、法人が運営する“Caféそれいゆ”で、栄養のバランスを考えた手作りのものを提供したいという強い思いからでした。

 コロナ渦、そしてロシアのウクライナ侵攻もあって、経済的状況は多くの女性にとって大変厳しいというのが現状です。受け取られる方達は、女性が世帯主あるいはシングル女性となっています。また食料品等の高騰への対応ということだけでなく、私たちはお弁当をお渡しすることによって、女性たちに「自分が誰かに気遣われている存在である」ことを感じていただきたいと願っていました。毎回「cloudy」事務局が集計してくれるアンケートには、「お肉や魚を久しぶりに食べました」「手をかけて作ってくれたお弁当だというのが伝わってきました」などの反響をいただきとても嬉しかったです。

 このたび、日本郵便年賀寄付金の助成金を2023年も採択していただきました。法人は今年も当別のはたけで野菜づくりに力を入れます。Cafeやはたけで働く利用者さんと力を合わせながら、自分たちで栽培・収穫そして調理や配達と「働くことを通して困窮する女性たちを応援する」循環を、今年も展開していきたいと考えています。賛助会員をはじめ、法人の活動をいつも応援してくださる皆様にも、ぜひこの事業に関心をお寄せいただければと思います。

この記事を書いた人

事務局リカバリー